勉強法

記憶の宮殿

こんにちは。

 

みなさん、「記憶の宮殿」というものをご存知であろうか?

 

これは私もつい昨夜知り得たことなのだが、

非常におもしろいと感じたので紹介しようと思う。

 

 

 

「記憶の宮殿」

別名

「Memory Palace(メモリーパレス)」や「Mind Palace(マインドパレス)」、

「精緻な符号化」

とも言う。

 

まあ一言で言うと「記憶術」だ。

 

それには次のような我々の脳の特性が関係してくる。

人間の脳は元来、

「人の名前や電話番号、同僚からの指示をまるごと覚えるのは苦手だが、

視覚的、空間的な記憶には優れている」

 

これはみなさんにも経験で何となく分かる部分があるのでないだろうか。

 

また、記憶力というものは人類は皆、

さほど大きな差はないそうだ。

 

違うのはその記憶の仕方だ。

 

記憶力が抜群に良いと言われている人の特徴として、

彼らは、

我々普通の人と比べて、

「脳の違う部分」を使っているのだ。

 

特に彼らが使う部分は、

空間記憶」「ナビゲーション」

に関わる部分のようなのだ。

 

ここがポイントである。

 

彼らは物事(文字や数字、絵など)を記憶する際にそれらの対象を全て、

「イメージ化」して、

現在の自分の頭の中にある情報と「関連付け」をしているのだ。

記憶する情報を全て自分の知っている事柄に翻訳するとでも言ったものか。

 

これを行うことによって、

圧倒的に早く、

そして、長期的に記憶ができるようになるのだ。

 

その具体的な方法こそが、

題名でもある「記憶の宮殿」なのだ。

 

記憶の宮殿の背後にある発想はこうだ。

 

頭の中で大きな建物(宮殿)を想像して、

その中に覚えたいもののイメージを配置する。

 

イメージが

異常で、

不気味で、

奇怪で、

かしく、

卑猥で、

不快なものであるほど忘れにくくなる。

この知識は2000年以上前の記憶に関するラテン語の文献までさかのぼる。

 

また、ローマの雄弁家たちが演説を記憶した方法に関連して、こんなエピソードがある。

「一字一句覚えるのはうまくいかないため、彼らは話題ごとに記憶する。

”トピック・センテンス”という言葉はギリシャ語で『場所』という意味の“topos”が語源である。

これは雄弁術や修辞法について空間を表す言葉を使って考えた名残である。

「はじめに」という意味の “in the first place”は記憶の宮殿の『最初の場所』のことである。」

 

よく、

記憶力がいいのは生まれつきの才能だと言うが、そうではない。

 

記憶力は学習のたまものである。

 

まずはじめに、

注意を向けることで覚える。

 

没頭しているときに記憶する。

 

我々が記憶するのは、

ある情報や経験に

意味があるのはなぜか、

なぜ重要なのか、

なぜ鮮やかなのか、

を理解できた時である。

 

そして心に浮かぶ物事との関わりの中で、

意味あるものに変換できた時、

覚えるのだ。

 

 

ここで一つ断っておくが、

「記憶の宮殿」や「記憶術」は近道にすぎない。

 

いや、近道ですらない。

 

技が機能するのは

そのために努力するからである。

 

技に必要なのは

普段はしないような深い処理意識の集中である。

 

でも近道はない。

それが物事が記憶に残る仕組みなのだ。

 

 

そして、

誰もが秘められた膨大な記憶力を持っている

のである。

 

 


私はこれを英語の習得に役立てようと思う。

そこで今回、「記憶の宮殿」に関して調べている中で、

参考にさせていただいたページとその内容を一部抜粋し紹介する。

 

抜粋は21の項目で紹介している。

時間がない方は最後の方まで飛ばしていただき、

私の「アクションプラン」をご覧いただきたい。

 

 

「記憶の宮殿」を知るきっかけとなった動画

ジョシュア・フォア|TED 2012

 

 

 

記憶の宮殿を歩く

 

 

記憶力を底上げする「記憶の宮殿」の作り方

 

 

天才が語る記憶法――天才が語るサヴァン、アスペルガー、共感覚の世界

 

 

 

〈以下抜粋〉

 

♦︎Point 1(イメージ編)

「記憶の宮殿」とは・・・

場所を思い浮かべ、そこに記憶したい対象を置く方法である。

・人間は例えば他人の家に行った場合でも、どこに何があったかは比較的よく覚えており、その性質を利用する。

場所の記憶は動物にとって重要なため、長期記憶に保存されやすい性質を持っている。

 

♦︎Point 2(イメージ編)

イメージの方法は・・・

馴染みが合って、イメージを思い浮かべやすい場所を選ぶ。

例えば自分の部屋、学校、仕事場、よく行くカフェなど、

その場の情景が浮かびやすく、

どこに何があるかをパッと思い出せる場所にする。

 

 

♦︎Point 3(アクセスポイント編)

宮殿の中に、1つずつ順番に「アクセスしていくポイント」を決めていく。

例えば自分の部屋を記憶の宮殿に選んだとする。

部屋の様子のイメージを描いてみると、

そこにはテレビ、テーブル、ベッド、ソファ、本棚・・・など、

存在感があるもの、特徴的なものが浮かんでくると思う。

 

こういったものを1つずつ順番にアクセスしていく

「アクセスポイント」

として設定していく。

 

このアクセスポイントが記憶したいものを留めておく

「記憶の保管庫」

の働きをしてくれるのである。

 

♦︎Point 4(アクセスポイント編)

より高度なアクセスポイントとするために・・・

ストーリー性を持たせることも一つの秘策だ。

例えば、

「椅子に座ろうとしたら乾電池を踏んづけてお尻が痛くなった」

そんなストーリー性を持たせてイメージしてみると良い。

 

こんな風にストーリー性を持たせて、

インパクトが残りやすいイメージにしていくのだ。

 

このインパクトの例としては他に、

先にも書いたが、

「ワイセツ」で「笑える」

ものであるほど、

刺激的でより強いインパクトとして残りやすい。

 

このようにインパクトのあるイメージを思い浮かべることで、

記憶としても残りやすくなる。

 

♦︎Point 5(アクセスポイント編)

まとめるとこの2ステップだ。

1. 馴染みのある場所を記憶の宮殿にする

2. 記憶の宮殿にアクセスポイントを設定する

 

 

♦︎Point 6(アクセスポイント編)

ある程度Topos(トピックセンテンス)に分けることも重要だ。

10個20個くらいならまだいいのだが、

宮殿のアクセスポイントが50個、100個と長い道のりになってくると、

アクセスポイントも5個、10個単位で区切りをつけておくとよいだろう。

 

例えばリビングで5個、キッチンで5個、寝室で5個みたいな感じで分けておく。

そうすることで、宮殿の中を歩いている時でも、

「ここでようやく50個目だ。」

といった具合に頭の中で整理がつきやすい

 

また途中で何個か思い出せないものが出てきても、

そこを飛ばして次のキリのよいところから始めることもできる。

 

♦︎Point 7(アクセスポイント編)

また、欲張って一気にたくさん作ろうとしないことだ。

 

たくさん作ろうとするよりも、少量でいいから、しっかりと馴染ませていくことだ。

 

宮殿のコースに馴染んできたら、

後から少しずつ増やしていけばいい

 

まずは少量で慣れることを優先しよう。

 

♦︎Point 8(アクセスポイント編)

常識を打ち破る・・・

「ここに物を置けるかな?」そんな心配は不要だ。

逆に置けないくらいでもいい!

イメージの世界なら、大きくも小さくもできる。

形も自由自在に変えることができる。

常識を打ち破って、不自然な置き方をすればいい。

その方がインパクトがあって、記憶にも残りやすい。

そのまますんなり載せられると、

むしろインパクトに欠けて記憶に残りにくいくらいだ。

常識に捉われずに、

わざとインパクトが残るような置き場所を選んでみるのもよいだろう。

 

♦︎Point 9(アクセスポイント編)

1. まずは設定してみる。後から変えていけばいい。

2. 似たような場所は避ける

3. 大きすぎない(広すぎない)

4. 5個か10個くらいの単位で区切る

5. 欲張らない

6. 常識を打ち破る

7. 楽しむ!

記憶の宮殿のアクセスポイントの設定で悩んだ時は、

以上7つのコツを参考にするとよい。

 

 

♦︎Point 10(トレーニング編)

記憶のフォームを改造する

フォームを改造するようなもの

記憶の宮殿を利用して記憶をしようとすると、

初めのうちはすごく難しく感じると思う。

 

こんな記憶の仕方をするくらいなら、

普通に覚えた方が速いんじゃないか。

 

そんな風にも思われるかもしれない。

 

でもそこをグッとこらえて、

もう少し続けてみてほしい。

 

これを野球で例えるならば、

バッティングフォームやピッチングのフォームを改造しているようなものだ。

 

フォームを改造しようとすると、

初めのうちはなかなか思うようにはいかない。

 

今までのクセもあるから、

すぐには適応できないのである。

 

しかし改造したフォームに慣れてくると

だんだんスムーズに動けるようになってくるものだ。

 

♦︎Point 11(トレーニング編)

イメージがある程度鮮明に描けるようになったら、

イメージを描く瞬発力を鍛えるトレーニングをしていこう。

イメージの瞬発力を鍛えるにはタイムを測ることだ。

 

前回よりも少しでもタイムを縮めようと意識することで

瞬発力も鍛えられていく。

 

そしてメトロノームのリズムに合わせるトレーニングも効果的だ。

 

これらのトレーニングを重ねて、記憶の宮殿をどんどん馴染ましていこう。

 

♦︎Point 12(トレーニング編)

五感や感情でリンクさせる

五感や感情を利用してリンクさせる手法もある。

 

上と同じように、

場所のイメージがテーブルで、

記憶したいものが鳩だったとすると、

「鳩がテーブルの上でフンをして、汚いし、臭い」

 

こんなイメージを描くことで、

「臭い」といった嗅覚にも訴えかけてくるし、

テーブルが汚れてマイナスな感情も起こる。

 

後から記憶を引き出す時には、

「たしかこのテーブルは嫌なことがあったな」

「そういえば臭かったな」とか、

五感や感情が頼りとなって記憶を引き出すことができるのだ。

 

特に記憶力競技では限られた時間の中で

何十、何百ものイメージを記憶しなければいけないので、

イメージが濃く残っているものもあれば、

ぼんやりとしか浮かんでこない時だってある。

 

そういった時にはこうやって五感や感情を頼りにして、

イメージを紐解いていくことも必要になってくるのだ。

 

♦︎Point 13(トレーニング編)

記憶の宮殿のイメージがある程度鮮明に描けるようになり、

イメージを描く瞬発力もついてきたら、

記憶したいものとリンクさせるトレーニングをしていこう。

 

記憶したいものをリンクさせるには、

上で書いたことをまとめると以下の3つの方法となる。

・映像でリンクさせる

・ストーリーでリンクさせる

・五感や感情を利用してリンクさせる

 

♦︎Point 14(トレーニング編)

プロの役者もセリフを覚える際は

肉体と精神と感情のすべてのチャンネルを使って

実際にいる相手や、

想像上の人物に向かって

台詞の意味を伝えるようにしている。

 

 

♦︎Point 15(数字記憶編)

数字記憶の3ステップ

数字記憶をやる為のステップも、トランプを記憶する時と同じである。

1. 記憶の宮殿を用意する

2. 数字をイメージに変換する

3. 宮殿にイメージを並べていく

この3ステップをやるだけだ。

 

 

♦︎Point 16(+α編)

音楽の力を利用して

これは「記憶の宮殿」のことというよりも、

また別の記憶術のことだ。

 

音楽も、もの覚えをよくする有効な手段だ。

 

アルファベットを習ったときに

文字の順番を覚えるために歌ったあの歌を思い出してほしい。

 

単純な曲を使うと、

驚くほど簡単にものを覚えることができる。

 

最近になって研究者たちは、

なぜこういうことが起こるのかを解明するために、

音楽と脳の関係を調べている。

音楽を聴くと人の脳は

きわめて複雑な働きをする。

 

音が聞こえるのは、

空気中の分子の振動が鼓膜を打つからだ。

 

その分子の振動が一定の速度になると、

脳がそれを測って音として表す。

 

つまり振動数によって高温化低音かを決めるわけだ。

 

人の脳は、

音から意味を、

そして快い感情すらをも引き出せる。

 

モントリオールの「音楽知覚認知経験研究所」の所長であり、

神経科学者のダニエル・レヴィタンと研究班は、

「帰納的効果的認知分析」という技術を使って、

音楽が脳のなかでどのような働きをしているのかを調べた。

 

すると、

人が曲を聴くと、

耳はその信号を聴覚皮質(音を処理する脳の部位)だけでなく、

小脳にも送っていることがわかった。

小脳は系統発生的に見てもっとも古い脳の部位のひとつで、

「爬虫類の脳」とも呼ばれ、

人体の動きとタイミングを司る役割を担っている。

 

レヴィタンの研究班は、

曲が始まると小脳がその拍子の動きに自分を合わせ、

曲が続くうちに拍子が生じるところを予測しようとし、

それが正しく合うと活気づき、

予測が裏切られるとさらに活気づくことを突き止めた。

 

小脳は、

音に合わせるために

こうした一連の修正を続けることで

喜びさえも見出しているらしい。

 

音楽が記憶と繋がっていることは、

さまざまな理由で理にかなっている。

 

レヴィタンの研究が示すように、

音楽を聴いていると脳は拍子の予測をし続ける。

 

実際に脳は、

これまでに学んだことを基にして

絶えず予測を行なっていて、

この予測する力こそが、

記憶力を伸ばす鍵であることを示す実験がある。

 

マサチューセッツ工科大学(MIT)のジョン・ガブリエリの研究班がおこなった実験によれば、

脳のある特殊な領域は、

被験者が後にその情報を思い出す必要があるかどうかを予測しているときに活発に動いた。

 

予測は効率よく学ぶうえで非常に重要なものだ。

 

予測することでぼくたちは、

十分に勉強が身についたか、

それともさらに復習すべきかがわかるからだ。

 

つまり正確な予測ができる人こそ、

優れた学習者なのである。

 

 

♦︎Point 17(+α編)

記憶の宮殿のしくみ

私たちはふだん意識しなくても

「記憶の宮殿」(マインド・パレス)を使っている。

 

たとえばたくさんのメモや領収書を保管しなければいけないときに、

すべてが一つの山になって積み上がっているならば、

「この中からあのメモを探せ」

と言われてもすぐにはできない。

 

そこで必然的に、

誰もがメモや領収書を目的に応じて整理し、

引き出しやフォルダーなどといった

「場所」

に封じ込め、

「あの場所にあるはず」

という信頼のもとに行動をする。

 

「記憶の宮殿」というテクニックは、

この

「場所」

が現実の場所か、

頭の中にあるのかの違いだけだ。

 

頭のなかの

「場所」

に記憶を呼び起こすためのキーワードを置いておくことによって、

思い出したくなったときに

自在に、

想像上の部屋や、

建物を訪れることで、

そのキーワードを拾い集めることができるようになる。

 

 

♦︎Point 18(+α編)

「記憶の宮殿」の実例

読むだけでは荒唐無稽に聞こえるが、

実践してみると、

これがなかなか簡単で、

記憶するときのストレスを大幅に軽減してくれる。

 

普通、

「記憶の宮殿」に利用するのは建物だったり、

自分のよく知っている部屋だったりするが、

なじみがあって

隅々まで脳裏に思い浮かべることができる場所だったら

何でも利用できる。

 

例えば私が幼少期を過ごした実家の町であれば、

ほとんどすべての建物、町のどんな小道も把握しているであろうから

細かいところまでイメージすることができるという利点がある。

 

こうした舞台を選ぶことができたら、

この脳裏の

「場所」

に記憶を呼び起こすための

「鍵」

を置いていく。

 

このとき、思い出したい物や、

人物の肖像などを強く思い浮かべて

「場所」

に結びつけることもできるが、

多くの場合は類推できる「鍵」を置いておく。

 

例えば、

私は自分のパスポート番号を思い出すために、

つくばバスセンターの一角にある

成田空港行きのシャトルバスが発着する停留所を利用している。

 

飛行機の中で入国カードを書くときなどに、

荷物からパスポートを取り出さなくても私は

「海外旅行 → 羽田空港 → バス停」という類推で、

自分の「記憶の宮殿」のバス停へと向かう。

 

頭の中のバス停留所に近寄ると、そこには

「一人の男(野郎)が

黒い本(埴谷雄高の「死霊(しれい)」)を手にして

「行くな、行くな」と地団駄を踏んでいる」

というイメージが私を迎える。

 

これは私があらかじめ植え付けておいた記憶の

「鍵」で、

あえて忘れにくいように異様なイメージにしてある。

 

この男の異様な姿が、

パスポート番号を構成する 86、40、197 という数字を想起させ

さらにここでは伏せているもう一つのキーワードを加えると、

英文字部分と数字の順列が自動的に想起されるのだ。

 

わたしの想像上のつくば市には、

大学の図書館の中から、

筑波山のケーブルカーの駅に至るまで、

連想が可能な数十カ所に

こうした鍵が散りばめられていて、

さまざまな重要な情報を引き出せるようになっている。

 

私は記憶力が非常に弱い方だが、

そんな私でも、

さしたる苦労もなしに楽しみながら広げることができるのが、

この「記憶の宮殿」というテクニックの良いところである。

 

 

♦︎Point 19(+α編)

作り方のコツ

私もまだ自分の宮殿を造っている途中なので、

理解できていないことも多いのだが、

現段階でコツらしいものを3つ掴めるようになってきた。

 

それは:

1. 何もかもを覚えようとしない

山手線の全ての駅を時計回り、反時計回りで暗唱できたり、

円周率を100桁まで覚えられるのは、よい脳の訓練になるし、それ自体はすごいことだ。

 

しかしそのデータ自体は、

日常においてはほとんど役に立たない。

 

現実的な記憶術の目標は

全てのデータを覚えておくことではなく、

利用する価値のある情報を連想できるように準備しておくことだ。

 

Wikipediaを見ればわかるようなデータに過ぎないことを正確に覚えておくよりも、

「そういえばこんな話題があったはず」

と、その存在を意識できるようにしておく方が現実的だ。

 

「記憶の宮殿」はデータを置くことよりも、

なるべくデータの存在を感知させる鍵を散りばめておく方が、

役立つケースが飛躍的に増える。

 

 

♦︎Point 20(+α編)

2. 「場所」に置くのは全てのデータではなく、記憶を呼び戻す「鍵」だけ。

例えば私の「記憶の宮殿」の中で自宅の机の上には今、巨大な雪だるまが置いてある。

これは邪魔なくらいに巨大に想像することで忘れにくくする

(「なんだって机の上にこんな物を置いたんだっけ?…ああ! そういえば」)

というテクニックだが、

雪だるま自体は、

先ほどのバス停の男と違って、

それ自体に記憶として復号できる情報は存在しない。

 

この場合は、

実は雪だるまを主人公にした別の一連の物語があって、

それが数珠つなぎになって一つの記憶を構成しているのだ。

 

雪だるまが置いてあるのは、

「雪だるまの話を思い出せ!」

という鍵に過ぎないのだ。

 

実際に利用できる「記憶の宮殿」を作るには、

こうした印象深い鍵をそれに似つかわしい場所に置くことと、

連想法・物語法などの

他の記憶テクニックと組み合わせることで

より多くの記憶を呼び起こせるようにしておくことが重要になる。

 

ところで、

もはや重要ではない記憶の鍵を消したくなった場合は、

新しい鍵で同じ「場所」を上書きするのが最も効果的である。

 

私たちは意識的に忘却するということはできないので、

あくまで新しい、

より強いイメージで

上書きを行っていくほうが楽に記憶の管理ができます。

 

 

♦︎Point 21(+α編)

3. 時間をかける

新しい町の構造や、小さな抜け道を覚えるのに長い時間がかかるように、

「記憶の宮殿」を作り、

維持するためにもそれなりの時間がかかる。

 

というのも、

記憶のなかに置いた「鍵」が固定化するまでにも時間がかかるし、

それを想起するために

繰り返しその「場所」を何度も訪問する訓練が不可欠になるからだ。

 

初めて「記憶の宮殿」を造る場合は

最初から巨大な宮殿を造ろうとはせずに、

なじみのある自分の部屋を使って、

その4方の壁、

部屋の4すみなどを利用するのがわかりやすい。

 

自分の部屋をイメージして、

その一方の壁に

「覚えておきたいイメージ」

を絵にして掲げたり、

彫刻にして置いてみたりといったことをしてみる。

 

次に自分の部屋を頭の中でイメージした際に、

「あれ、この壁には何かがあったはず…」

という引っかかりが生まれれば、

それが記憶が定着し始めている最初の一歩だ。

 

「ハンニバル」のラストシーンでは、

レクター博士ではない別の登場人物が記憶の宮殿を構築してゆくことになるが、

そこでも「堅固に築かれつつある」という表現がされている。

 

記憶の宮殿も一日で建てることはできない。

 

ゆっくりと、

着実に、

決して忘れたくない記憶を何度も記憶のなかで踏みしめることで、

あなただけの記憶の版図を構築してみてほしい。

 

 


かなりの長文になってしまっているが、

最後に、

私が特に重要だと感じたことをいくつか挙げさせていただく。

同時に私のアクションプランにすることとする。

 

【記憶の宮殿 アクションプラン】

1. 宮殿をつくる

自分の今住んでる家からはじめる。

 

2. アクセスポイント

「ポイント四天王」を本能のまま惜しげも無く導入する:

「エロティック」「卑猥」「ワイセツ」「常識をぶち破る」

 

3. リンクのさせ方

・「ポイント四天王」をフル活用

「肉体」「精神」「感情」全てのチャンネルを使う

・topos(トピックセンテンス)で5個か10個くらいの単位で区切る

 

4. トレーニング

・とにかく瞬発力

・タイムを計る

・[宮殿を歩く→アクセスポイントを把握する→対象とリンクさせる]という段階を一つずつ進む

 

 

X. その他の記憶術

音楽と共にリズミカルに

・主に数字に関して「語呂」を使う

 

 

 


 

 

 

以上だ。

 

ここで得た知恵を有効に使い、

今後の勉強や生活をより素敵なものにしていきたい。

 

 

 

 

そしてこれらが、

皆さんのお役に立つ情報になれば幸いだ。

 

 

 

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