伝記,  本の感想

天と地を測った男 伊能忠敬

2019年3月2~3日

 

「天と地を測った男 伊能忠敬

 

くもん出版

 

 


 

「じい、どうして死んでしまったんだよう・・・」

 

三治郎は、砂浜の船のかげで泣いていた。

 

三治郎というのは、伊能忠敬の子どもの時の名前だ。

 

納屋番のじいがいたからこそ、

三治郎は、

母が死んだ時も、

父と別れた時も、

悲しくて、

どうしようも無い寂しい日々を過ごして来られたというのに・・・。

 

 

伊能忠敬。

江戸時代に、

現代とほぼ変わらない近代的な日本地図を実測で作製した人物だ。

 

彼はその生涯において、

年齢に対して行った業が各々非常に感心したため、

まずは簡単な文章にそれぞれの時系列も添えて紹介していこう。

 

 

母に死に別れ、

父や兄弟とも別れて、

ひとりで星を見つめていたというのが、

忠敬の幼少年時代である。

(6〜10歳)

 

 

そんな辛い境遇の中でも、

算法が大好きで、

いつかは算法を世の役に立てたいと志したのが少年時代。

(10〜17歳)

 

 

伊能家の主人となった忠敬は、

学問もやりたかった中、

家業に全力を尽くした、

家のための佐原時代。

(17〜33歳)

 

 

村と村民を大飢饉から守りぬき、

さらに新しい人生の再出発を目指した、

村のための佐原時代。

(33〜50歳)

 

 

地球の大きさを知るために、

緯度一度分の距離を測ろうと挑戦した、

ご隠居学生時代。

(50〜54歳)

 

 

幕府の許可を得るや、

忠敬は測量隊を率いて、

蝦夷地へ初めての測量にいく。

(55歳)

 

 

東日本の沿岸を測量し、

その間に子午線の緯度一度分の長さを明らかにした。

(56〜58歳)

 

 

全国地図の作成は幕府が行う国家事業となって、

現地での協力は強まるが、

測量隊の内では身分対立が起こった。

(59〜61歳)

 

 

四国でも、伊能隊の行くところ、

動員された多くの人の力が、

隊の測量事業を支えた。

(63〜64歳)

 

 

老いた体に悲しみをこらえ、

残る力を出し尽くしつつ、

九州の測量を成し遂げる。

(64〜69歳)

 

 

第9、10次測量および、

間宮林蔵の蝦夷地測量で

全国制覇は完成したが、

全国各地の完成を待たずに忠敬は生涯をとじた。

(69〜73歳)

 

 

いかがであろうか。

こうしてざっと見ただけでも、

子どもの頃に大人でも難しい納屋番の仕事を立派に勤め上げたかと思えば、

50歳を超えてから全国各地へ測量の旅に出る。

などなど、

とってもアグレッシブな人のイメージに変わった。

 

また本書は私的には最後まで飽きることなく、

ずっと興味を持ち続けながら読了することができた。

かなり面白かった。

 

忠敬の印象としては、

まさに「一点突破」の人で、

好きになったことや興味があること、

やると決めたことに関しては

一切の妥協をせず、

その仕事を最後まで

ぬかりなく勤め上げる、

とても熱い人。

そんなイメージがついた。

 

まさに現代、

一線級で活躍している「Entrepreneur(起業家)」たちには

特にそのその姿勢であったり、取り組みが、

伊能忠敬にも通じるものがあるな、

と感じた。

 

 

また人との出会い・縁もとても重要なものだと感じさせられた。

忠敬でいう、

高橋至時先生がその例である。

この出会いも本当にひょんなことがきっかけで

二人が出会うことになったのだから。

しかもやがては

この二人の熱い想いが、

江戸幕府、

いや、

日本中に伝わったのだから。

 

 

幼少期の話とか、

伊能家での主人としての働きっぷり、

自分の立場との葛藤、

隠居からの学生、

至時先生たちとの出会い、

測量中の苦労話、喜び、協力、

などなど、

まだまだ伝えたいことはある。

 

とにかく本書に関しては、

ストーリー性がうまいのかなんなのか、

イマイチよくわからんけど、

本当に面白いと感じたし、

読み応えもあった。

 

 

 


 

♦︎アクションプラン

 

・ワクワクを感じて学問をする

(忠敬が幼い頃、伊能家の主人として、隠居学生として、

それぞれ見せてくれた、

あの勉強に対する熱さを得るために。)

 

 

・一点集中

(色々手をつけず、これだけやる!みたいにある程度芯を持って、ただ一つのことに取り組む)

→頭の中を整理するためにも、一回(一日)にやることを絞って、決めて、それをルーティンにして取り組めれば、

そこに加わる集中力もアップすることによって、成果もアップしそう)

 

 

 

・「みのるほど、頭を下げる稲穂かな」

(本当に偉大な人というのは、一方では謙虚な人でもある)

→後輩だろうと、何者が相手だろうと、謙虚な気持ちは持ち続ける。

 

 

・何歳だろうと関係ない。

「熱」さえ持っていれば、50歳からでも新たな学問に取り組み、進化できる

 

 

・何歳だろうと関係ない。

50歳だろうと、17歳の娘と結婚し、子どもも作れる。

そして幸せな家庭を築ける。

自分に魅力さえあれば。

 

 

・世のお役に立つ

 

 

・敬愛できる「師」との出会い

 

 

終わり。

 

 

最後まで読んでくれてありがとう。

 

 

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