本の感想,  自伝

ヴァージン⑥ リチャード・ブランソン著

前回の続き。

 

本「ヴァージン」より、

リチャードの性関係・女関係についてシリーズでお伝えしていた。

 

①初オナニー

②校長先生の娘シャーロットとの初体験

③ハウスボートでのマンディとの刺激的な出会い

④まるで妖精のようなブロンドヘアのアメリカ人女性、クリステンとの出会い

⑤最愛の女性、ジョーンとの出会い

 

第6回目の今日は物語の最終章の続きであると同時に、

これまで今回を含め6回に及んで綴ってきた「ヴァージン」シリーズの最終回でもある。

それでは最終回、どうぞご覧あれ。

 


 

⑤−2 最愛の女性、ジョーンとの出会い

 

よし、これが本当のラストだ。

始まりは前回の続きから。

 

(以下、原文引用)

1978年の初め、

私はレゲエ・バンドと契約しようと、ジャマイカのキングストンに赴いた。

私はいつも真冬のロンドンから脱出するのが好きだ。

陽光と長距離の旅が、

ロンドン暮らしに対してもっとはっきりとした視点をいつも与えてくるのだ。

それに、ジョーンと落ち合いたいと密かに思っていた。

 

彼女は、

もう一度ロニーとの結婚生活を修復する最後の試みとして、

ロサンゼルスに行く予定だった。

 

そしてジョーンと私は、

彼女が結婚生活について結論を出すまで、

お互いに話さないようにしようと決めた。

 

それから1週間ほど経ったある日、

ジョーンから電話をかけて欲しいというメッセージが入っていた。

「ニューヨークで会わない?」

 

私は翌朝、ジャマイカを出発した。

私はニューヨークでジョーンに会った。

ロニーとの結婚を修復しようという彼女の試みは失敗に終わった。

 

マンハッタンで1週間を過ごしたが、

私たちはまるで亡命者のような気がしていた。

クリステンと私の離婚はまだこれから手をつけなければならず、

ジョーンはほんの数日前にロニーと別れたばかりだった。

 

私たちは、

電話も追ってこないところで二人だけです過ごそうと、

ニューヨークから脱出することを考えていた。

 

そんな時に誰かが、

ヴァージン・ミュージックは

ヴァージン諸島から名前を取ったのか、

と尋ねた。

 

答えはノーだったが、

それは非常にロマンチックな隠れ場所のような響気があって、

それこそジョーンと私が必要としていたものだった。

 

ジョーンと私は即座にヴァージン諸島に飛ぶことに決めた。

 

島へ飛んで行くと、

まるでロイヤルファミリーのような出迎えを受け、

豪華な別荘に案内された。

 

翌日、

ヘリコプターでヴァージン諸島をくまなく案内され、

不動産屋は売りに出ている3つ目の島を見せてくれた。

 

私たちは最初に見せられた2つの島が非常に気に入ったような振りをして、

まだ他にもいい島がないかと尋ねた。

 

「小さな宝石のような島がありますよ」

と不動産屋が言った。

 

「イギリスの貴族が売りに出しています。彼は来たことはありませんがね。

ネッカー島と言って、絶海の孤島です。あまりお勧めできませんがね」

それだ。

「オーライ」

と私は言った。

「案内してくれますか」

 

ネッカー島に向かって飛びながら、

私はヘリコプターの窓の下に広がる、

透明な明るいブルーの海に見とれていた。

 

私たちは白い砂浜に降り立った。

「島には水がありません」

と不動産屋は言った。

「ヴァージン諸島の中ではここが最も美しい島ですが、

金を相当かける必要がありますね」

 

海岸の上の方には丘があった。

ジョーンと私は全島を見ようと、

頂上めがけて歩き始めた。

 

道がなかったので、

頂上に着く頃には、

足はサボテンにこすれて、

傷つき、血が出ていた。

 

しかし頂上からの眺めは苦労の甲斐があった。

島の周りには珊瑚礁が見え、

ほとんどの海岸線は砂浜だった。

大ウミガメが浜辺に卵を産みに来る、

と不動産屋は言った。

 

水が綺麗なので、

大きなエイがサンゴ礁の砂の海底を静かにひらひらと泳ぐのが見えた。

 

何千羽ものカモメやアジサシが巣を作り、

ペリカンの小さな群れが一列になって魚を獲っていた。

 

海の彼方の島々に目をやると、

緑色の海岸線が見えるだけだった。

家は一軒も見えなかった。

 

丘を降りていくと不動産屋がいた。

 

「それで、その人はいくら欲しいと言っているんだい?」

と私は聞いた。

 

「300万ポンドです」

丘の上から夕陽を見たいという我々の夢は、

砂の中に消えてしまった。

 

「いい夢を見せてもらったわ」

とジョーンが言い、

私たちは重い足取りでヘリコプターに戻った。

 

私たちは別荘に戻ったが、

もはや明らかに歓迎されない客だった。

 

20万ポンドの話では別荘の一泊を確保するには十分ではなかった。

バッグは玄関の前に放り出され、

諸島巡りのヘリコプターはもう来ないことは明らかだった。

 

しかし、

ジョーンと私はネッカー島を買おうと心に決めていた。

 

そこは、

私たちがいつでも戻っていける、

秘密の隠れ島になるだろうと感じた。

 

私たちは実際に家畜泥棒か山師のようにヴァージン諸島を追い出されてしまったが、

必ず戻ると心に誓った。

 

ロンドンに戻ってから、

私はネッカー島の持ち主が急いで売りたがっていることを突き止めた。

彼はスコットランドのどこかにビルを建てる予定で、

約20万ポンドかかるということだった。

 

私は提示価格を17万5000ポンドに下げ、

3ヶ月待った。

 

最後に電話をもらった。

「18万ポンド払ってくれたら、

君に売ろう」

 

そこで私は即座に合意して、

ネッカー島は自分たちのものになった。

 

 

1980年、

ジョーンと危うく別れそうになった。

 

この年は一年中、

ヴァージンを黒字にしようと死に物狂いで働いていた。

それでジョーンはますます欲求不満になっていったようだった。

 

どんなに遅く家に帰っても電話が鳴った。

ある日の夜、

ハウスボートに帰ると、

もぬけの空だった。

 

ジョーンは出て行ってしまい、

メモが残されていた。

 

「妊娠しています。

でも、

あなたに言うのが怖い。

家を出ます。

私がいなくて寂しいのだったら、

ローズの家に電話を下さい」

 

そのメモを見て、

自分の生活が変わったことを悟った。

 

どうしたらよいか座り込んで考えた。

クリステンが去って以来、

多くの情事があった。

 

変化が好きだったし、

誰も自分を支配する者がいない、

という点が気に入っていた。

 

ジョーンと同棲するようになって以来

彼女に甘えていたようだということに気がついた。

 

クリステンとの結婚生活で、

長期的な人間関係について疑問を抱くようになっていた。

 

そしてその当時、

ジョーンに比べて、

私たちの生活にそれほど強い責任感を感じていなかった。

 

両親はクリステンともう一度やり直すようにと迫っていた。

それができなければ、

サリー州出身の大卒でテニスができるいいところのお嬢さんと結婚しなさい、

と言っていた。

彼女はジョーンとは全く対照的であった。

ジョーンと同棲するようになったと両親へ伝えた時のことは、

今でもよく覚えている。

 

父は湖の岸辺で釣りをしていて、

母は釣り上げたマスを指差していた。

黙ったまま父はキャスティングしたが、

失敗して糸がもつれてしまった。

 

「糸が切れちまったな」

父は言った。

 

ハウスボートに座ってジョーンの手書きのメモを握り締め、

これから生まれてくる赤ん坊のことを考えた時、

彼女を本当に愛していることを悟った。

 

その時まで自分は責任を取らずに素晴らしい女性との関係をエンジョイしようと、

やりたい放題のことをやってきた。

勝手気ままに女性との交際を楽しみ、

結果については考えたこともなかった。

 

もしも女性の側から子供が欲しいと言われなければ、

子供なしで一生をなんとなく幸せに過ごしてしまう男は多いと思う。

 

ジョーンの妹のローズに電話して、

ジョーンに会いにすっ飛んで行った。」

 

 

おしまい

 

 

ここまで全6回で非常に長く語ってしまったが、

以上がリチャードの歩んできた

非常にクレイジーかつ、

アメージングな恋愛歴史だ。

 

ぜひ私もこんな風に大胆に、面白く

立ち回ることができたらなと思った今日この頃だった。

 

あ、彼はジョーンとその子どもたちと今も仲良く、

楽しく暮らしているそうだ。

 

ここまで読んでくれて本当にありがとう。

 

 

私は本書と出会い、

リチャード・ブランソンと出会い、

ものすごく気持ちが高ぶった。

 

彼のことがとても好きなった。

同時にとても尊敬している。

まだまだ彼から学ぶことはたくさんある。

 

そして彼は実業家として、私の理想だ。

 

いつか私もリチャードのように

優雅な蝶になりたいものだ。

 

この混沌とした世界を自由自在に舞い、

人々の目を惹きつけ、

自らも楽しそうに泳いでいる彼のように。

 

 

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