伝記,  本の感想

チャーリー・チャップリン

2019年2月25~26日

 

「チャーリー・チャップリン」

 

伝記 世界を変えた人々

 

 


 

こんにちは。

今日は皆さんも一度は耳にしたことがあるであろう、

「チャーリー・チャップリン」という人物について

ご紹介しよう。

 

彼を極簡潔に説明すると、

「どんな苦難の中でも自信を持ち続け、

人々に幸福をもたらし、

そして自分の忠恕(ちゅうじょ)に素直に生きた、

スーパーエンターテイナー」

と言ったところか。

 

彼の代名詞として

「放浪紳士」という言葉もある。

 

 

チャーリーは両親が役者という家庭に2人兄弟の次男として生まれた。

父親は腕の良い演劇家であったが、

酒癖が悪かった。

 

やがてそれが原因でチャーリーと兄、そして母は3人で暮らすことになる。

そこでは貧しい暮らしを強いられることになったが、

母親の類稀なる明るさと、アイディア、そして愛情のおかげで、

チャーリーたち家族には笑顔があった。

 

しかしそんな母が生活上の心労も積み重なったせいか、

精神病を患ってしまう。

それに伴いチャーリーも国の救貧院のような施設へ連れていかれることになる。

母の体調が良くなると、チャーリーは自分の家に戻り束の間の家族との団欒を楽しんだ。

程なくして母の体調はまた悪化する。

その繰り返しで

幼少期のチャーリーは常に母の温もりを求めながら、

孤独や貧しさと闘っていた。

 

しかし、そんな中でも幼少期に舞台に立った時に感じた、

「自分には誰よりも役者の才能がある」という自分への自信、

希望だけは手放さなかった。

 

そしてある日、

運命の歯車が動き出す。

チャーリーはある有名な劇団のエキストラとして出演が決まったのだ。

そこから彼の演劇家としての伝説は始まる。

 

類稀なる演技力、

そしてコミカルな動き、

観客の魂に響く演技、

それらが彼を映画界のスターダムへと押し上げる。

 

また彼には監督としての才能もあり、

素晴らしい作品のためには一切の妥協を許さないという強固な意志と根気も相まって、

自ら映画を製作することにもなる。

 

彼の映画はその時代の社会問題や風潮を題材に、

それらをコミカルな演技と笑いと共に伝えるようなものが多く、

その奥深さがまた彼の作品を価値あるものにした。

 

また幼い頃の経験から、

彼は常に民衆の味方であり、

弱い立場の者たちにも愛情を持ち続けた。

 

そんな中でも結婚生活はなかなか上手くいかず、

結婚と離婚を繰り返した。

彼が永世を共にする相手と出会ったのは51歳の時だった。

ちなみにその時相手はまだ17歳だった。

歳の差があったにも関わらず、

この出会いと愛はチャーリーが死ぬまで続くことになる。

またたくさんの子どもたちにも恵まれた。

 

彼は第二次世界大戦の時でさえ、

その時の様子や世相をコメディで表現するという異端なことをする。

この映画は戦場から帰ってきた兵士たちの心を癒したり、

当時の緊迫しきった世の中に

かすかな笑いと幸福を届けたのだ。

 

そのようにして彼の映画は

世界中の人々の心をくすぐり、

共感と喜びを生み続けた。

 

 

彼の最期といえば、

あるクリスマスの夜。

 

たくさんの孫たちの声を聴きながら寝室に戻り、

翌朝、笑うようにして眠っていたという

まさに稀代のエンターテイナーにふさわしい最期だと感じる。

 

 

彼は幼少期の苦しい時でも希望を持ち、そして自分を信じ続けた。

その根底には素晴らしき母の深く大きな愛情があった。

また人々に響く作品を作るため日夜勉強と、努力を続けた。

作品に関しての妥協は1ミリもしなかった。

彼は多くの人々を愛した。

そして愛された。

人類皆、手を取り合い、協力し、幸せに生きる世界を望んでいた。

 

私も彼のように多くの人々を愛し、愛される人間になりたい。

そして、希望と喜びを与えられることをしたい。

 

 

最後に、

彼が「独裁者」という映画のラストで披露したスピーチを紹介して終わることとする。

 

(以下、原文引用)

 

申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。

 

それは私には関わりのないことだ。

 

誰も支配も征服もしたくない。

 

できれることなら皆を助けたい、

ユダヤ人も、

ユダヤ人以外も、

黒人も、

白人も。

 

 

私たちは皆、

助け合いたいのだ。

 

人間とはそういうものなんだ。

 

私たちは皆、

他人の不幸ではなく、

お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。

 

私たちは憎み合ったり、

見下し合ったりなどしたくないのだ。

 

この世界には、

全人類が暮らせるだけの場所があり、

大地は豊かで、

皆に恵みを与えてくれる。

 

人生の生き方は自由で美しい。

 

 

しかし、

私たちは生き方を見失ってしまったのだ。

 

欲が人の魂を毒し、

憎しみと共に世界を閉鎖し、

不幸、惨劇へと私たちを行進させた。

 

私たちはスピードを開発したが、

それによって自分自身を孤立させた。

 

ゆとりを与えてくれる機械により、

貧困を作り上げた。

 

知識は私たちを皮肉にし、

知恵は私たちを冷たく、薄情にした。

 

私たちは考え過ぎで、

感じなく過ぎる。

 

機械よりも、

私たちには人類愛が必要なのだ。

 

賢さよりも、

優しさや思いやりが必要なのだ。

 

そういう感情なしには、

世の中は暴力で満ち、

全てが失われてしまう。

 

飛行機やラジオが私たちの距離を縮めてくれた。

 

そんな発明の本質は人間の良心に呼びかけ、

世界がひとつになることを呼びかける。

 

今も、

私の声は世界中の何百万人もの人々のもとに、

絶望した男性達、

女性達、

子供達、

罪のない人達を拷問し、

投獄する組織の犠牲者のもとに届いている。

私の声が聞こえる人達に言う、

「絶望してはいけない」。

 

私たちに覆いかぶさっている不幸は、

単に過ぎ去る欲であり、

人間の進歩を恐れる者の嫌悪なのだ。

 

憎しみは消え去り、

独裁者たちは死に絶え、

人々から奪いとられた権力は、

人々のもとに返されるだろう。

 

決して人間が永遠には生きることがないように、

自由も滅びることもない。

 

兵士たちよ。

 

獣たちに身を託してはいけない。

 

君たちを見下し、

奴隷にし、

人生を操る者たちは、

君たちが何をし、

何を考え、

何を感じるかを指図し、

そして、

君たちを仕込み、

食べ物を制限する者たちは、

君たちを家畜として、

単なるコマとして扱うのだ。

 

そんな自然に反する者たち、

機械のマインド、

機械の心を持った機械人間たちに、

身を託してはいけない。

 

君たちは機械じゃない。

君たちは家畜じゃない。

君たちは人間だ。

 

君たちは心に人類愛を持った人間だ。

 

憎んではいけない。

愛されない者だけが憎むのだ。

愛されず、

自然に反する者だけだ。

 

兵士よ。

奴隷を作るために闘うな。

自由のために闘え。

 

『ルカによる福音書』の17章に、

「神の国は人間の中にある」

と書かれている。

 

一人の人間ではなく、

一部の人間でもなく、

全ての人間の中なのだ。

 

君たちの中になんだ。

 

君たち、

人々は、

機械を作り上げる力、

幸福を作り上げる力があるんだ。

 

君たち、

人々は人生を自由に、

美しいものに、

この人生を素晴らしい冒険にする力を持っているんだ。

 

だから、

民主国家の名のもとに、

その力を使おうではないか。

 

皆でひとつになろう。

 

新しい世界のために、

皆が雇用の機会を与えられる、

君たちが未来を与えられる、

老後に安定を与えてくれる、

常識のある世界のために闘おう。

そんな約束をしながら獣たちも権力を伸ばしてきたが、

奴らは嘘をつく。

約束を果たさない。

これからも果たしはしないだろう。

独裁者たちは自分たちを自由し、

人々を奴隷にする。

今こそ、

約束を実現させるために闘おう。

 

世界を自由にするために、

国境のバリアを失くすために、

憎しみと耐え切れない苦しみと一緒に貪欲を失くすために闘おう。

理性のある世界のために、

科学と進歩が全人類の幸福へと導いてくれる世界のために闘おう。

 

兵士たちよ。

民主国家の名のもとに、

皆でひとつになろう。

 

 

 

 


 

♦︎アクションプラン

・自分を信じ続ける

(私には誰よりも人々に驚きと感動を与えられる力がある。)

 

・希望を持ち続ける

(どんなに最悪な状況でも夜が明けるように、いつか必ず光が差す日は来る)

 

・人を愛す

(誰しも心底には、美しく尊い「愛情」を持つ人間だ)

 

 

終わり。

 

 

最後まで読んでくれてありがとう。

 

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