本の感想,  自伝

「僕たちに不可能はない」① リチャード・ブランソン著

2018年12月15~22日

RICHARD BRANSON

”SCREW IT,LETS’T DO ITEXPANDED”

「僕たちに不可能はない」

リチャード・ブランソン著

中村起子訳

 

 


 

物語としては、

前回読んだリチャードの分厚いやつ

「ヴァージン~僕は世界を変えていく」

の要点を再度まとめ、物語を短くし、

それを読者(ビジネスパーソン)向けにさらに分かりやすく

リチャードが解釈や注釈を盛り込んだものと思ってもらえれば良い。

 

前回の「ヴァージン」はガッツリ自伝!て感じだったけど、

今回のは本の厚みからしてもあそこまで長くはないし、

リチャードが本を通して我々に伝えたいことが端的にまとまっている。

 

こちらの方がビジネス書に近いと言ったら分かりやすいかな。

あっちはマジでマジもんの自伝!で、

こっちはそれをまとめたビジネス書。

 

そして肝心な内容はというと、

タイトルにもある通り、

 

「SCERW IT, LET’S DO IT EXPANDED」

 

つまり、

 

「気にするな、やってみよう」

 

的な感じだ。

不世出の起業家リチャードブランソンが彼の実体験を踏まえて、

この混沌とした時代を生きる現代人へ向けて、

魂の込もった熱いメッセージを与えてくれる。

 

彼はとにかくチャレンジ精神と好奇心が旺盛だ。

まるで俺だ。(それは置いておくとしよう。)

 

 

さて、そんな本書を読んでみて特に印象に残ったことをいくつか紹介していこう。

 

まずは

「ガイア資本主義」だ。

 

この言葉の意味に関して詳しくは自分で調べて欲しい。

彼はこのガイヤ理論というものに出会ってから

「地球温暖化」について深く考えるようになったそうだ。

 

正直驚いた。

これまでは次なる新たなビジネスとか、

自分の冒険とかがもっとも彼を突き動かしてきていて、

もちろんこれからもそうだと思っていた。

しかしそれは違った。

 

彼は今、

この地球上に生きる者として、

言ってしまえば

「ごく当たり前な」

「ごく自然な」

ことをしようとしているのだ。

 

地球を自分の家だと考えれば本当に当たり前のことなのだが、

正直俺も本書を読むまではそんなに深く考えたこともなかったし、

実感もほとんどなかった。

よく耳にしていたにも関わらずだ。

 

それがこの本を読んで一変した。

 

地球を、

環境を、

大切にすること。

守ること。

 

それらに対する自分の意識が大きく変わったのが、

本書での一番の実りかもしれない。

 

 

次に心に残ったことは

「人の役に立つこと」

をもっともっと、

どんどん、どんどんやっていこうということだ。

 

死ぬときに

「この世界に生まれてきた意味があった。」

と胸を張って笑って言えるようにね。

 

今の俺には起業して成功したいという思いがあるわけけど、

そこで例えば「お金持ちになりたい」とか「有名になりたい」など

そういった自分本位の考えで行動していては、

上手くはいかないということは

このわずか25年の人生でもなんとなくわかってきた。

 

最終的な「幸せ」ということにも大きく関わってくると思うしね。

 

それらを踏まえて直近の俺の行動目標としては

 

「人の役に立つことをどんどん考えて、

そして実際にどんどん行動で表現していく」

 

ことにした。

あとはタイミングを見極めて

「リスクを犯してでも大きなことに挑戦する」。

 

まあ伝えたいことはまだまだあるのだが、

キリがなさそうだから僕の感想は次で最後にしよう。

 

 

では最後の感想として、

本書を読んでいる中でちょっぴり嬉しかったことを一つ話そう。

 

時は少し遡る。

何年か前にブランソンの大好きなネッカー島へ

50年に一度とも言われるハリケーンがやってきたそうだ。

 

普通だったら島に近づかない、

もしくは家の中でじっとしていることだろう。

 

さて、

ではそのときブランソンはどうしたか。

 

なんと、

そのまさに暴風の中、

嵐のど真ん中に自ら進んで入っていったのだ。

 

その部分を原文のまま載せる。

 

(以下原文引用)

 

「最近、

僕とは何者か、

僕が人生をどう捉えているか、

といったことを総括するような出来事がありました。

 

それは、

ヴァージン諸島をハリケーンが襲った時のことです。

 

−少し省略−

僕は家の中でハリケーンをやり過ごしたわけではありません。

ネッカー島にハリケーンが訪れるのは、

50年に1回程度だと言われています。

 

そんなにドラマチックな珍しい出来事を、

この目で見ない法はありません。

 

それに、

嵐の中に立つということも、

なかなかできることではありません。

 

そこで僕は、

プールの中に入って、

暴風が吹き荒れるごとに頭を水面下に引っ込めることにしました。

 

サンゴ礁の上で砕け散る波を見て、

刻々と変化する風の強さを感じ、

想像を超える騒音を耳にするのは、

信じられないほど素晴らしい体験でした。

 

私の人生もまた

嵐の中にいて嵐を楽しむようなものです。

 

ハリケーンが猛威を振るう屋外にいて、

そして生き残るような。」

 

いかがだっただろうか?

 

ーそう、いかれてる。

 

話を戻す。

ではこれのどこが嬉しかったのかというと、

実はおれも大型の台風とかがやって来ると

体がウズウズしてきて外に出ていってしまうタイプなのだ。

 

不謹慎ではあるが、

3.11東日本大震災の時もそうだった。

 

地震の翌日、友だちを連れて海まで現状を見にいった。

 

こんなこと今しか見れない。

こんなチャンスは滅多にない。

 

そう思ったのだ。

今考えると非道だが、

当時は電気も遮断されており、

テレビ等のメディアも見れないため、

被害の全貌は僕の耳には一切入っていなかった。

 

そんなわけで海へ向かった。

そしてそのとき、

反対方向、

つまり海側、

津波が被った町の方からは

続々と人々が裸足で

泥だらけの路上を

内陸の市街地へ向かって歩いていたのだった。

 

もちろん海へ向かって逆行していたのは僕ら二人だけ。

 

話を戻し、

まあそんなちょっとしたリチャードとの共通感覚があり、

嬉しさを感じた。

 

そしてちょっと自信が湧いた。

 

こんな自分も大いにアリなのだと。

 

 

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