伝記,  本の感想

「ガンジー」

2019年1月25~26日

ガンジー

伝記 世界を変えた人々

 


 

「非暴力でインド独立を勝ち取った人物」

 

こう、彼は呼ばれている。

 

インドのヒンドゥー教の家庭で生まれ育ったガンジー。

カースト制度でいうと上から3番目にあたる階級の家庭だった。

 

18歳の頃、

ガンジーは弁護士の勉強のためイギリスで暮らしたことがあった。

 

そしてその後、南アフリカで弁護士として生計を立てていた。

そんな折に南アフリカで激しい人種差別が巻き起こっていた。

もちろんガンジーらインド人に対してもだ。

 

彼はここでの体験を機に、

人種差別や帝国主義に反対する意見や行動をとるようになる。

非暴力で。

 

またそれを境に彼の嗜好も大きく変わった。

それまでは周りの他の人間と同じように、

おしゃれな服装をしたり、

贅沢をしたりすることもあったのだが、

その道に魂が目覚めてからは一切の贅沢をすることはなくなった。

また性欲などの肉体的欲望も己の中に封じ込めることになる。

 

それらの活動は、

南アフリカの地で大きな成果を残した。

彼の行動により

南アフリカ国内でのインド人等に対する人種差別は大きく緩和されたのだ。

 

そしてそれから程なくして彼はインドへ帰ることになる。

この時のインド国内とはいうとイギリスによる植民地化とされており、

またヒンドゥー教やイスラム教、シーク教など

複数の宗教が混在しており、

日夜争いごとが絶えなかった。

 

特にイギリス人による彼らへの扱いは非常にひどく、

農民などカースト制度にすら属することのできない立場の人々の多くが飢えに苦しんでいた。

 

そんな時、

ガンジーが南アフリカからインドへ帰ってくると、

彼の南アフリカでの功績を聞いた多くの人々が港で彼を出迎えた。

 

そしてここから、

イギリスの支配下からのインド独立へ向けての彼の本当の闘いがはじまる。

 

活動中、

彼は幾度となく捕まり、監獄へ連れて行かれた。

 

しかしそこは彼にとって自分と向き合うことのできる大切な時間にもなった。

それは収監中に本を読んだり、

座禅を組んだりしたことが、

新たなる彼の強い信念へと繋がったからだ。

 

ガンジーはインド独立へ向けたくさんの地へ赴き、

多くの大切なことを説いた。

 

もちろんその間も贅沢することを嫌い、

自分の足と列車でインド国内を回り続けた。

 

そうしているうちに彼を支持する人々も増えていった。

 

しかし、

時にはそんな支持者たちが暴走し、

暴力により環境の改善を求めたこともあった。

それを知ったガンジーは深く悲しみ、

そのような話を聞くたびに断食を行い、

自分を戒めた。

 

彼はいかなる時、

いかなる理由でも、

暴力による解決を断固として嫌った。

 

たとえ、

警備隊に鉄の棒で頭を殴られようと、

仲間が殺されようと、

何をされようと。。。

 

それが彼にとっての

「真理」

だったのだ。

 

またこれらの思想は彼により

「サティヤーグラハ」

すなわち、

「真理の把握」

と呼ばれ、

インド独立へ向けての大きな原動力となった。

 

そんな彼らの決して諦めることのなかった

懸命な活動によりやがて

インドのイギリス支配からの独立は成功する。

 

しかし、

ここでもう一つの問題が発生していた。

それはインド国内に以前から蔓延る

「宗教問題」だ。

 

これに関しては国内で幾度なく争いが起き、

50万人以上もの命が失われることもあった。

 

そんな激しい争いの中へも彼は足を運んだ。

現地へ赴き、

対立している宗教など関係なく、

全ての人に彼の想いを説いた。

 

その時彼はなんと70歳をとうに超えていたのだ。

 

体力もさほどない中、

歩き続けた。

 

彼のおかげで何十万人の命が救われたことだろう。

 

彼は死を全く恐れていなかった。

 

自分の命の限りを

「サティヤーグラハ」

に捧げると心に決めていた。

 

 

そして悲劇が起こる。

1948年1月30日、

ニューデリーにあるビルラー邸の中庭で3発の銃声により射殺された。

 

暴徒化した「ヒンドゥー教」の者による暗殺だった。

 

暴力も、

武器も何も使わず、

魂のみでインドの独立を達成した男は78歳でこの世を去った。

 

彼は人生の最後の最後までその使命と魂を熱く、熱く、燃やし続けた。

 

まさに

「インド独立の父」

であった。

 

彼はこうも呼ばれている。

 

「マハトマ・ガンジー」

 

「マハトマ」とは

「偉大なる魂」という意味である。

 

まさに彼にぴったりの名前だ。

 

 

私は彼の

「いかなる時も非暴力を貫き、

恐れることなく強大な権力に対して

真っ向から立ち向かい続ける」

という不屈の魂に感銘を受けた。

 

また実際の彼を知る昔の人々はみな、

出会った瞬間から彼のことを好きなったという。

 

それは彼の深く大きな懐、

そして無償の愛と優しさ、

それからユーモア。

 

これらすべてが彼の人としての魅力となっていたのだろう。

 

見習いたいと心底思う。

 

そして私も自分の信念を見つけることができた時、

それを貫き通し、

何に対しても恐れることなく、

真正面からぶつかっていこうと決心した。

 

 

 

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